じつはこれ、結構前から決まっていたらしいのですが、モノグサな私はテレビなんてさっぱり見ず、まったく知らずにいた情報でした。
ある朝、いつもどおり姉がつけたテレビの音で目が覚めました。
(あれ? 今日は目覚ましテレビじゃないんだなぁ。。。(ーー)zzZ)と思っていたら!
ジブリっぽい映像に、老人に若者に老婆に音楽。
言葉による音声は全くなく、映像の合間合間にはさまれる文章。
私の好き系のアニメっぽい!しかもジブリ!!(アニオタではありません - -;)
そこで出てきた「ゲド戦記」のタイトルロール!!!
おおおっ!! ゲド戦記!!!
一気に目が覚めました。
が、時すでに遅く、3分間もあったらしい「ゲド戦記 予告編」はもう終わっていたのでした。
その日は早めに会社に行き、会社のパソコンで早速スタジオジブリのHPをチェックしました。
実はほとんど夢うつつで見た予告編の中で気になった一文が。
それは、「監督 宮崎吾朗」。
ジブリっていったら駿じゃないの? 宮崎ってことは息子か何か?
息子さんだったようです。
(でも正直ジブリっていったら宮崎駿だし、息子って有名だった?
親の七光りなんじゃないの??)
というのが最初の正直な気持ちでした。
でもジブリHPを見て気持ちが変わりました。
HPでは毎日、宮崎吾朗さんが「監督日記」を書いているのです。
その内容は、今日はこんな作業をした、という報告だけではありません。
どちらかと言うと、この業界では「世界の宮崎駿」と呼ばれる偉大な父をもった吾朗さんがゲドの監督を務めることになったとまどい、
今までの父との関係を見つめながら、今までは専門外だったアニメ監督としての仕事に真摯に向き合っていく姿が語られています。
そして、なぜこのように忙しいこと日々の中で毎日日記を書くのか、という理由を、次のように語っています。
いろいろと悩んだ末、私もこの考えに同意しました。
つまり順序は逆であったとしても、この日誌をとおして、監督である私が何を考えてきたのかを伝えることによって、『ゲド戦記』という作品を先入観なく観てもらうことを試みることにしたのです。
そしてその手段としてインターネットを採用したのは、これが最もダイレクトに人々とつながることができるメディアだからです。
もちろん、従来のようにマスコミの取材を受けたり、記者会見を開くという案も検討されました。
しかし前述のような試みをするためには、メディアというフィルターを通さない方法のほうが、より率直なかたちで考えを伝えられるのではないかと考えたのです。
私はほぼ毎日、この監督日記を読んでいますが、
読んでいるうちに吾朗さんを「宮崎駿の息子」ではなく、
「宮崎吾朗」+父、ととらえるようになり、心の底から吾朗監督のつくる「ゲド戦記」が楽しみになってきました。
これは彼の日々考えていることをダイレクトに読み手に伝えることで、自分と相手(読み手)との間にある種のラポール(ちょっと言いすぎかな?)を築かれたからだと思います。
ラポールとは心理学用語でお互いに親しい感情が通い合い、信頼関係が築かれている状態を示します。
マーケティングにおいては、もうすこし広い意味で、情報の受け手に、情報発信者に対して信頼感を抱かせた状態のことも指すようです。
主に、広告にテスターの声やリーダー的な立場にいる人(芸能人や学者など)の声を載せることでラポールを築かせます。
またそれとは別に、自分をさらして、相手に信じ、受け入れる状態をつくらせる。
そうしたラポールのつくり方もあるわけです。
はめられたなぁ。。。(本人ははめたつもりはないと思いますが)と思いつつ、毎日の日記の更新を楽しみにしている私なのでした(*^o^*)
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